そもそも犬を躾けるってどういうことなんでしょうか？
飼い主と犬という上下関係を叩き込み、服従させることではありません。
人と犬は違う生き物です。
まず言葉が通じないのでお互いを理解することが難しく、それぞれ生活していく上での習性も全く違います。
人の常識は犬には通じないし、犬の常識を人は知りません。
犬を飼うということは生活習慣の全く違う人と犬が共同生活することです。
人間社会で共に暮らしていくためのマナーを守ってもらうために行う、それが「しつけ」です。
そのためにはまず人間世界のマナーを覚えて貰うところから始めます。
「しつけ」の第一歩は、やっては駄目なことを分からせること。
犬にとってはごく普通のことでも人間の世界ではNGであることは多々あります。
トイレのしつけなどはその典型かもしれませんね。
人間社会ではおしっこはどこでして良いわけではなく決まった場所でしなければなりません。
そのことをワンちゃんに学習させることが「しつけ」なのです。
・ちゃんと覚えてくれるまで何度でも根気よく教える。
・失敗した時は「ダメ！」とか「NO！」とかその場で明確にダメ出しをする。
・くどくどと必要以上に叱ってはダメ。
・何度言ってもダメな時はつれなくするなど、わざと距離をとる。
・うまくいった時は思いっきり褒めてあげる。
気分によって叱ったり、叱らなかったり、一貫性がないのが最も駄目です。
飼い主がワンちゃんに守らせたいルールとその指示を、飼い主自身がきちんと守る事が大切になってきます。