「無駄吠え」は、愛犬と暮らす多くの飼い主さんを悩ますペットの問題行動の中で最もポピュラーなものです。
人や動物が家の前を通れば鳴き、家の中でひとりぼっちの時は寂しくて、延々と遠吠えを繰り返したりします。
愛犬の「無駄吠え」に困っている飼い主さんは、とても多いと思います。
でも、その吠えは犬にとって「無駄」とは言えないかもしれません。
犬の気持ちに寄り添い、なぜ吠えるのかを考え、吠えの原因を理解すれば、犬との暮らしはもっと豊かになります♪
犬が吠える理由
何故犬は吠えるのでしょうか?
これは皆さん理解されていると思いますが、
言葉を喋れない犬にとって、相手に意志を伝える手段は
吠えるか、或いはボディランゲージぐらいしかありません。
ではワンちゃんが何を伝えようとしているのかを
100%分かる方はいらっしゃるでしょうか。
飼い主がその理由を理解出来て、正しく対処すれば
『無駄吠え』のほとんどは防げます。
犬が吠える理由は
大きく分けて以下の5つの要因が考えられます。
「何かをして欲しい」
「不安を感じている」
「警戒している」
「興奮している」
「具合の悪いところがある」
今、ワンちゃんは何故吠えているのだろう?
構って欲しいの?
知らない人に対して警戒しているの?
興奮しているの?
まずそれを判断して、その原因を取り除く努力をしましょう。
例えば不安を感じているなら抱っこして安心させる、
何かを警戒しているならその相手から遠ざけるなどです。
ただし一番目の「何かをして欲しい」だけは
安易に望みを叶えては逆効果になります。
・吠えれば遊んでくれる
・吠えればおやつが貰える
そんな風にワンちゃんが学習してしまったら厄介です。
理由が「何かをして欲しい」の時は
・要求に従わない
・距離を取る・無視する
などの対処が必要です。
その他の原因として考えられること。
その1 コミュニケーション不足。
- ワンちゃんの性格にもよりますが、日頃から家族や他のペットとの触れ合いが密であればそんなに吠える事はありません。つまり、ある程度「慣れ」という側面もあります。
その2 ワンちゃん自身が抱えるトラウマ。
- 例えば過去に他の犬に吠えられたであるとか、知らない人に触られたであるとか、
ワンちゃん自身が怖い目にあったことがあれば防衛本能から吠えることがあります。
その3 発情期。
- 発情期を迎えた犬は情緒不安定になりがちです。
